ミエナイ未来









君は何なんだろう。



あの血のように紅い瞳がやきついて離れない。

アスランの瞳とは全然違う苛烈な瞳。



彼なら私を・・・・・・・




意味も無く、彼を信じれる気がした。



彼なら私を・・・・・・・私が張り続けていた仮面を見破った彼なら。



そう思って既に信じようとしている自分自身に驚き、キラは自嘲気味に苦笑した。





人を裏切った自分が、人を信じる・・・・・・・・?



馬鹿みたい・・・・・・





漆黒のフリーダムは夜空を飛ぶ。

向かう先は自分にもわからない。



先の見えない未来をキラはフリーダムとともに飛び始める。







「シン・アスカ・・・・・・・・・アスラン・・・・・・」







その呟きは虚空に消えた。








あとがき
付け足しみたいなものです(笑