学園物語








プラント学園内。

壁に張り出された紙。

一喜一憂する人々。


合格通知。


それを手にしてキラは満面の笑みを浮かべた。






やった!




あの後、学校の試験には無事にミリーと共に受かった。


今日は気分が清々しくて何だか嬉しい。


「やった〜っ!!」


ミリーが叫んで、キラの両手を掴みながらくるくると回る。


「ミリー!!」


何処からか声がして、二人が振り向くと、そこにはミリーの恋人こと、トール・ケーニッヒがいた。


「トール!」


二人は嬉しそうに笑いあった。



このままここにいても邪魔になっちゃうな・・・・


心の中で苦笑して、ミリーに言った。



「じゃあ、私は帰るね!頑張ってねミリー!」

「キラ!」



顔を真っ赤にさせたミリーをみて、笑いながら走り去った。












「合格・・・・・かぁ・・・・」


ふと、思ったのは入試の前日会った彼の事。

アスラン。

彼も受かったのだろうか・・・・


何だか自分のことのように心配になる。

でも、彼なら絶対受かっているような気がした。

あの、他の人には無い不思議な感じ。






「まぁ・・・・考えても仕方ないよね・・・」






ぼんやりと考えて、家路へと急いだ。




















あとがき
やっと進めた・・・
最近先のことでごたごたしてて更新できませんでした;
すいません;


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